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2018年3月11日日曜日

加藤典洋 著作一覧

加藤典洋 著作一覧 


加藤 典洋(かとう のりひろ、1948年4月1日 - 2019年5月16日)は、日本の文芸評論家、早稲田大学国際教養学部名誉教授。 講談社ノンフィクション賞、小林秀雄賞選考委員。 
 デビュウ作『アメリカの影』に始まり『敗戦後論』『戦後的思考』そして近著『敗者の想像力』に至るまで敗戦の経験が日本人、日本の思想、文学に与えた影響を一貫して考察する。 
 同時に日本最後の語の真の意味における「文芸評論家」と目されるほど、その小説読みの深さには定評がある。その一端は『小説の未来』に表れている。 
 そして日本の評論家のなかでは、かなり少数派でありながら、村上春樹を評価している一人である。一連の村上春樹論にはその考察の徹底さがうかがえる。  


単著 

§ 『アメリカの影』(河出書房新社 1985年)、講談社学術文庫 1995年、講談社文芸 文庫 2009年 
§ □『君と世界の戦いでは、世界に支援せよ』(筑摩書房 1988年)  
§ □『日本風景論』(講談社 1990年)、講談社文芸文庫 2000年  
§ □『ゆるやかな速度』(中央公論社 1990年)  
§ □『ホーロー質』(河出書房新社 1991年) • 『「天皇崩御」の図像学 ― 『ホーロー質』より』 (平凡社ライブラリー 2001年 ) 
§ 『日本という身体 ―「大・新・高」の精神史』(講談社選書メチエ 1994年)、河 出文庫 2009年  
§ □『なんだなんだそうだったのか、早く言えよ。―ヴィジュアル論覚え書』(五柳書 院 1994年)  
§ 『この時代の生き方』(講談社 1995年)  
§ □『加藤典洋の発言(1)空無化するラディカリズム』(海鳥社 1996年) 
§ □『加藤典洋の発言(2)戦後を超える思考』(海鳥社 1996年) 
§ 『言語表現法講義』(岩波書店 1996年)  
§ 『敗戦後論』(講談社 1997年)、ちくま文庫 2005年、ちくま学芸文庫 2015年  
§ 『みじかい文章―批評家としての軌跡』(五柳書院 1997年)  
§ 『少し長い文章 ―現代日本の作家と作品論』(五柳書院 1997年) 
§ 『加藤典洋の発言(3)理解することへの抵抗』(海鳥社 1998年)  
§ 『可能性としての戦後以後』(岩波書店 1999年)  
§ 『日本の無思想』(平凡社新書 1999年)、平凡社ライブラリー(増補改訂版  2015年)  
§ 『戦後的思考』(講談社 1999年)  
§ 『日本人の自画像』(岩波書店 2000年)  
§ 『ポッカリあいた心の穴を少しずつ埋めてゆくんだ』(平原社 2002年)  
§ 『小説の未来』(朝日新聞社 2004年)  
§ □『語りの背景』(晶文社 2004年)  
§ □『僕が批評家になったわけ』(岩波書店 2005年)  
  『村上春樹イエローページ』1-3(幻冬舎文庫 2009年)  
§ □『考える人生相談』(筑摩書房 2007年)  
§ □『太宰と井伏』(講談社 2007年)  
§ □『何でも僕に訊いてくれ―きつい時代を生きるための56の問答』(筑摩書房  2008年)  
§ □『文学地図-大江と村上と二十年』(朝日選書 2008年)  
§ □『さようなら、ゴジラたち―戦後から遠く離れて』(岩波書店 2010年)  
§ □『耳をふさいで、歌を聴く』(アルテスパブリッシング 2011年)  
§ □『村上春樹の短編を英語で読む1979〜2011』(講談社 2011年)  
§ □『小さな天体―全サバティカル日記』(新潮社 2011年)  
§ 『3.11死に神に突き飛ばされる』(岩波書店 2011年)  
§ □『ふたつの講演 戦後思想の射程について』(岩波書店 2013年)  
§ □『人類が永遠に続くのではないとしたら』(新潮社 2014年)  
§ 『村上春樹は、むずかしい』(岩波新書 2015年)  
 § □『もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために』  幻戯書房・2017/9/21。  
『どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。――幕末・戦後・現在』2018年5月8日・岩波ブックレット。
■『9条入門』2019年5月・創元社。
共著  

§ (竹田青嗣)『世紀末のランニングパス 1991-92』(講談社 1992年)のち『二つ の戦後から』ちくま文庫 1998年)  
§ (橋爪大三郎・竹田青嗣)『天皇の戦争責任』(径書房 2000年)  
§ (多田道太郎・鷲田清一)『立ち話風哲学問答』(朝日新聞社 2000年)  
§ (鶴見俊輔・黒川創)『日米交換船』(新潮社、2006年)  
§ (鶴見俊輔)『創作は進歩するのか』(編集グループSURE 2006年)  


編著  

§ 『イエローページ村上春樹 ―― 作品別 (1979-1996)』 (荒地出版社, 1996年)  
§ □『昭和 ―― 日本の名随筆』 (作品社, 1999年)  
§ 『イエローページ村上春樹 Part 2 ―― 作品別 (1995-2004)』 (荒地出版社,  2004年)  

訳書  

§ □テッド・エスコット『モネ・イズ・マネー』 (朝日新聞社, 1988年)


  

■単著・単行本未収録作品

( )「二つの視野の統合――見田宗介『現代社会の理論――情報化・消費化社会の現在と未来』を手がかりに――」/『国際学研究』第7巻・1998年1月9日・明治学院大学/明治学院大学 機関リポジトリ。

( )「日本人――起点の「汚れ」を直視できれば戦後の日本人は正当性をもてる」(西島建男によるインタビュウ)/西島建男編『この百年の課題』2001年3月25日・朝日選書(朝日新聞社)。

( )「圧倒的・新鮮な文体・脱力的」(第31回講談社ノンフィクション賞選評・受賞作は佐野眞一『甘粕正彦 乱心の曠野』新潮社)/『vol.1・2009年9月5日・講談社。

( )「初公開 講談社ノンフィクション賞選考会」(立花隆・野村進・重松清・辺見じゅんとの座談)/『vol.12009年9月5日・講談社。

( )「アンビヴァレントな気配――松島さんへ」/『明治学院大学社会学・社会福祉学研究』第133巻・2010年3月/明治学院大学 機関リポジトリ。

( )「核と環境とITメディア――技術的に、かつ倫理的に考える」(池田清彦との対談)/コンピューターテクノロジー編集部編『IT時代の震災と核被害』20111211日・インプレスジャパン。

( )「世界から、そして世界へ」(3.11に関する世界の識者へのインタビュウ集への解説)/共同通信社取材班編『世界が日本のことを考えている――3.11後の文明を問う――17賢人のメッセージ』2011年3月5日・太郎次郎社エディタス。

( )「吉本隆明――戦後を受け取り、未来から考えるために」(インタビュウと推測される)2012年3月28日/『さよなら 吉本隆明』(文藝別冊)2012年5月30日・河出書房新社。

( )「現代社会論/比較社会学を逆照射する」(見田宗介との対談)/『現代思想』2016年1月臨時増刊号/見田宗介『超高層のバベル――見田宗介対話集』2019年12月10日・講談社選書メチエ。

( )「明治学院大学国際学部創立30周年記念座談会 「国際学部30年の歴史を振り返る」」(勝俣誠・高橋源一郎・原武史・武者小路公秀との座談)/『国際学研究』第50巻・2017年3月1日・明治学院大学/明治学院大学 機関リポジトリ。

( )「ムテキであること、生きること」(第三十四回 太宰治賞選評・受賞作は錦見映理子「リトルガールズ」)/『太宰治賞2018』2018年6月20年・筑摩書房。



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