🌀柄谷行人を読む🌀
「思想家・柄谷行人が、コロナ禍で揺れる世界に語る、新たなる社会変革の可能性」
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■コメント(現代社会・現代思想)。
柄谷行人の近著『ニュー・アソシエーショニスト宣言』(2021年・作品社)については本ブログでも紹介済みだが、あちらこちらの新聞などでコメントやインタヴューなどが相次いで掲載されている(頁末参照)。
昨日付で朝日新聞社が主宰している「じんぶん堂」なるウェブサイトに柄谷のコメントが掲載されている。
本書刊行後の新情報としては、やはりコロナ禍以後の問題に触れられていることだ。
まず、自粛期間中に家庭菜園を始めた人が増えた。あるいは都会を離れて、テレワークの形での仕事が可能になった。それぞれの地域で何らかのアソシエイションが作られるかも知れない、などと論じた上でこう述べる。
また、昨年末には、日本のアソシエーション運動の長年の悲願であった「労働者協同組合法」が成立した。/アソシエーショニズムの機運は、今高まっているといえるのかもしれない。だから、私にとって、この本がこの時期に出るようになったことは、偶然とは思えない。(柄谷行人「思想家・柄谷行人が、コロナ禍で揺れる世界に語る、新たなる社会変革の可能性」)
📕【参考資料】『ニュー・アソシエーショニスト宣言』についてのコメント・インタヴューなど
①柄谷行人ロングインタビュー「今を生き抜くために、アソシエーションを――『ニュー・アソシエーショニスト宣言』(作品社)刊行を機に」/『週刊 読書人』2021年3月19日号・読書人。(インタヴュー)
②「著者が語る 向こうからくる未来」/『北日本新聞』2021年4月3日・北日本新聞社。(インタヴュー)
④「柄谷行人さん(哲学者) 社会運動組織の可能性 「NAM」を検証し再考する」/『毎日新聞』2021年4月14日・夕刊。(インタヴュー)
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