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2016年12月14日水曜日

これが果たして小説と言えるか、という問題はあるにせよ、とても面白かった―― 三谷幸喜『清須会議』

 三谷幸喜を読む/観る  

これが果たして小説と言えるか、という問題はあるにせよ、とても面白かった 

三谷幸喜『清須会議』 





■三谷幸喜『清須会議』2012年6月27日・幻冬舎。 
■書き下ろし長篇小説(歴史・エンターテインメント)。 
■2016年12月13日読了。 
■採点 ★★★☆☆ 

 これが果たして小説と言えるか*、という問題はあるにせよ、とても面白かった。史実との相違については分からないが、信長の後継者選びがすんなり決まった訳ではなく、それなりに紆余曲折あったことが物語的には納得できた。 

*映画のプロットのようなものか。 

 強いて言うなら、勝家の美点をもう少しクロウズアップすべきという点とお市が悪態をつきながらも勝家に心引かれる様が幾ばくか書き込まれているとよかった。 


 つい最近、やっとのことで、三谷幸喜台本による『真田丸』を見始めて、手に取った次第である。 

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