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2018年4月7日土曜日

丸谷才一著作一覧

丸谷才一  著作一覧 




丸谷 才一(まるや さいいち、1925年(大正14年)8月27日 - 2012年(平成24年)10月13日)は、日本の小説家、文芸評論家、翻訳家、随筆家。 
 主な作品に『エホバの顔を避けて』『笹まくら』『年の残り』『たつた一人の反乱』『裏声で歌へ君が代』『女ざかり』など。 
 文字遣いは、1966年から74年までをのぞいて、歴史的仮名遣いを使用。 
 日本文学の暗い私小説的な風土を批判し、軽妙で知的な作品を書くことを目指した。 
 小説の傍ら『忠臣藏とは何か』『後鳥羽院』『文章読本』などの評論・随筆も多数発表しており、また英文学者としてジョイスの『ユリシーズ』の翻訳などにも携わった。 
  
小説 
■『エホバの顔を避けて』長編・河出書房新社・1960年10月10日/『秩序』第2号(1952年10月25日)~第7号(1960年7月1日)掲載。/中公文庫(新版1994年)・河出書房新社で新版再刊(2013年) 
■『笹まくら』長編・河出書房・1966年7月20日/講談社文庫・新潮文庫で新版再刊(2001年) 
■『にぎやかな街で』作品集・文藝春秋・1968年3月10日・収録作品は「にぎやかな街で」「贈り物」「秘密」/文春文庫で再刊 
■『年の残り』作品集・文藝春秋・1968年9月15日・収録作品は「年の残り」「川のない街で」「男ざかり」「思想と無思想の間」/文春文庫で再刊 
■『たった一人の反乱』長編・講談社・1972年4月20日/講談社文庫・のち講談社文芸文庫で新版再刊(1997年) 
■『彼方へ』長編・河出書房新社・1973年9月29日 
 /『文藝』1962年10月号掲載。河出書房新社で新版再刊(2013年) 
■『横しぐれ』作品集・講談社・1975年3月8日・収録作品は「横しぐれ」「だらだら坂」「中年」「初旅」/講談社文庫・のち講談社文芸文庫で新版再刊(1990年) 
■『裏声で歌へ君が代』長編・新潮社・1982年8月25日/新潮文庫で再刊 
■『樹影譚』作品集・文藝春秋・1988年8月1日・収録作品は「鈍感な青年」「樹影譚」「夢を買ひます」。文春文庫で再刊 
■『女ざかり』長編・文藝春秋・1993年1月10日/文春文庫で再刊 
■『輝く日の宮』長編・講談社・2003年6月10日/講談社文庫で再刊 
■『持ち重りする薔薇の花』長編・新潮社・2011年10月25日/『新潮』2011年10月号掲載。新潮文庫で再刊(2015年4月) 

評論・随筆・詩歌 
 ■『梨のつぶて 丸谷才一文芸評論集』 晶文社、1966 新版1979 
 ■『女性対男性』 文藝春秋、1970 のち文庫 
 ■『大きなお世話』 朝日新聞社、1971 のち文春文庫 
 ■『後鳥羽院 日本詩人選』 筑摩書房、1973 
 ■『日本語のために』 新潮社、1974 のち文庫・同新編版(2011.3) 
 ■『月夜の晩』 番町書房、1974 
 ■『食通知ったかぶり』 文藝春秋、1975 のち文庫、中公文庫(2010.2) 
 ■『星めがね』 集英社、1975 
 ■『雁のたより』 朝日新聞社、1975 のち文庫 (文芸時評) 
 ■『悠々鬱々』 毎日新聞社〈現代の視界1〉、1975 
 ■『男のポケット』 新潮社、1976 のち文庫 
 ■『遊び時間』 大和書房、1976 のち中公文庫 
 ■『低空飛行』 新潮社、1977 のち文庫 
 ■『文章読本』 中央公論社、1977 のち文庫・改版1995 
 ■『日本文学史早わかり』 講談社、1978 のち文庫、同文芸文庫 (評論集) 
 ■『コロンブスの卵』 筑摩書房、1979 のち文庫 (第2評論集) 
 ■『遊び時間 2』 大和書房 (書評集)、1980 のち中公文庫 
 ■『好きな背広』 文藝春秋、1983 のち文庫 
 ■『夜明けのおやすみ』 朝日新聞社〈現代のエッセイ〉、1984 
 ■『遊び時間 3』 大和書房 (書評集)、1984、改題「ウナギと山芋」 中公文庫 1995 
 ■『忠臣藏とは何か』 講談社、1984、のち文芸文庫 (評論) 
 ■『みみづくの夢』 中央公論社、1985 のち文庫 
 ■『挨拶はむづかしい』 朝日新聞社、1985 のち文庫、『合本 挨拶はたいへんだ』2013.9 
 ■『桜もさよならも日本語』 新潮社、1986 のち文庫(一部「完本 日本語~」に収む) 
 ■『6月16日の花火』 岩波書店、1986 
 ■『犬だって散歩する』 講談社、1986 のち文庫 
 ■『夜中の乾杯』 文藝春秋、1987 のち文庫 
 ■『鳥の歌』 福武書店、1987 のち文庫 
 ■『男ごころ』 新潮社、1989 のち文庫 (書評集) 
 ■『猫だつて夢を見る』 文藝春秋、1989 のち文庫 
 ■『山といへば川』 マガジンハウス、1991、中公文庫 1995 (書評集) 
 ■『軽いつづら』 新潮社、1993 のち文庫 
 ■『青い雨傘』 文藝春秋、1995 のち文庫 
 ■『木星とシャーベット』 マガジンハウス、1995 (書評集) 
 ■『七十句』 立風書房、1995 のち『七十句 八十八句』講談社文芸文庫 2017 
 ■『どこ吹く風』 講談社、1997 
 ■『男もの女もの』 文藝春秋、1998 のち文庫 
 ■『新々百人一首』 新潮社、1999 ISBN 978-4103206071. •新潮文庫(上下) 2004-ISBN 978-4101169095/ISBN 978-4101169101  
 ■『挨拶はたいへんだ』 朝日新聞社、2001 のち文庫 •『合本 挨拶はたいへんだ』朝日文庫、2013.9  
■『花火屋の大将』 文藝春秋、2002 のち文庫 
 ■『絵具屋の女房』 文藝春秋、2003 のち文庫 
 ■『ゴシップ的日本語論』 文藝春秋、2004 のち文庫 
 ■『後鳥羽院 第二版』 筑摩書房、2004、ちくま学芸文庫(2013.3) 
 ■『綾とりで天の川』 文藝春秋、2005 のち文庫 
 ■『いろんな色のインクで』 マガジンハウス、2005 (書評集) 
 ■『双六で東海道』 文藝春秋、2006 のち文庫(2010.12) 
 ■『袖のボタン』 朝日新聞社、2007 のち文庫(2011.3) 
 ■『蝶々は誰からの手紙』 マガジンハウス、2008 (書評集) 
 ■『月とメロン』 文藝春秋、2008 のち文庫(2011.8) 
 ■『人形のBWH』 文藝春秋、2009 のち文庫(2012.5) 
 ■『人間的なアルファベット』 講談社、2010 のち文庫(2013.3) 
 ■『あいさつは一仕事』 朝日新聞出版、2010 のち文庫(2013.4) 
 ■『星のあひびき』 集英社、2010 のち文庫(2013.9)(書評・評論集) 
 ■『樹液そして果実』 集英社、2011.7 (評論集) 
 ■『人魚はア・カペラで歌ふ』 文藝春秋、2012.1 
 ■『快楽としての読書 海外篇』 ちくま文庫、2012.4 (新編再刊の書評集) 
 ■『快楽としての読書 日本篇』 ちくま文庫、2012.4。同上 
 ■『快楽としてのミステリー』 ちくま文庫、2012.11。同上 
 ■『無地のネクタイ』 岩波書店、2013.2 (解説池澤夏樹) 
 ■『恋と日本文学と本居宣長/女の救はれ』 講談社文芸文庫、2013.4(新編再刊) 
 ■『別れの挨拶』 集英社、2013.10 (書評・評論集) のち文庫(2017.3) 
 ■『丸谷才一エッセイ傑作選1 腹を抱へる』文春文庫、2015.1 
 ■『丸谷才一エッセイ傑作選2 膝を打つ』文春文庫、2015.2 
  
作品集 
 ■『新鋭作家叢書 丸谷才一集』 河出書房新社、1972 (『笹まくら』・『贈り物』・『「笹まくら」創作ノート』) 
 ■『新潮現代文学63 丸谷才一』 新潮社、1979 (『笹まくら』・『年の残り』・『思想と無思想の間』・『横しぐれ』) 
 ■『丸谷才一批評集』 文藝春秋(全6巻)、1995-1996 
 1.日本文学史の試み 
 2.源氏そして新古今 
 3.芝居は忠臣蔵 
 4.近代小説のために 
 5.同時代の作家たち 
 6.日本語で生きる 
 ■『丸谷才一全集』全12巻、文藝春秋、2013-2014 
 ※前半6巻は「小説」、後半6巻は「評論」、編集委員:池澤夏樹・辻原登・三浦雅士・湯川豊。  

対談(複数名) 
 ■対談集『古典それから現代』構想社、1978 
 ■対談集『言葉あるいは日本語』構想社、1979 
 ■対談集『冗談そして閑談』青土社、1983 
 ■対談集『日本語そして言葉』集英社、1984 
 ■対談集『文学ときどき酒』集英社、1985、中公文庫、2011 
 ■対談集『世紀末そして忠臣蔵』立風書房、1987 
 ■対談集『歓談そして空論』立風書房、1991 
 ■対談集『大いに盛りあがる』立風書房、1997 
 ■対談集『おっとりと論じよう』文藝春秋、2005 
  
対談(山崎正和・大野晋) 
 ■『雑談 歴史と人物』 山崎正和と、中央公論社、1976 
 ■『鼎談書評』 山崎・木村尚三郎と、文藝春秋、1979 
 ■『鼎談書評-三人で本を読む』 山崎・木村と 文藝春秋、1985 
 ■『鼎談書評-固い本やわらかい本』 山崎・木村と 文藝春秋、1986 
 ■『日本の町』 山崎と、文藝春秋、1987 のち文庫 
 ■『日本語で一番大事なもの』 大野晋と、中央公論社、1987、中公文庫 1990、改版2016 
 ■『見わたせば柳さくら』 山崎と、中央公論社、1988 のち文庫 
 ■『光る源氏の物語』(上・下)、大野晋と、中央公論社、1989、中公文庫 1994 
 ■『半日の客 一夜の友』 山崎と、文藝春秋、1995 のち文庫 
 ■『二十世紀を読む』同、中央公論社、1996 のち文庫 
 ■『日本史を読む』同、中央公論社、1998 のち文庫 
 ■『日本語の21世紀のために』同、文春新書、2002 
  
ジャーナリズム大批判シリーズ 
 ■『丸谷才一と16人の東京ジャーナリズム大批判』青土社、1989 
 ■『丸谷才一と16人の世紀末ジャーナリズム大批判』青土社、1990 
 ■『丸谷才一と17人の90年代ジャーナリズム大批判』青土社、1993 
 ■『丸谷才一と17人のちかごろジャーナリズム大批判』青土社、1994 
 ■『丸谷才一と21人のもうすぐ21世紀ジャーナリズム大合評』都市出版、1998 
 ■『丸谷才一と22人の千年紀ジャーナリズム大合評』都市出版、2001 
  
共著・編著ほか 
 ■『深夜の散歩』福永武彦・中村真一郎、早川書房、1963、講談社文庫 1981、ハヤカワ文庫 1997 
 ■編『ジェイムズ・ジョイス』早川書房、1974、新版1992 
 ■編『四畳半襖の下張裁判・全記録』朝日新聞社、1976 
 ■編『ポケットの本机の本』新潮社〈楽しみと冒険〉、1979 
 ■編『作家の証言-四畳半襖の下張裁判』朝日選書、1979 
 ■編『百人一首』河出書房新社、1979 
 ■編『花柳小説名作選』集英社文庫、1980 / 『丸谷才一編・花柳小説傑作選』講談社文芸文庫、2013 
 ■『歌仙』石川淳・大岡信・安東次男、青土社、1981 
 ■編『探偵たちよスパイたちよ』集英社、1981 
 ■編『国語改革を批判する』中央公論社〈日本語の世界16〉、1983 / 中公文庫 1999 
 ■編『新著百選』伊東光晴選、朝日新聞社、1983 
 ■『男の風俗・男の酒』山口瞳、TBSブリタニカ、1984 
 ■編『花のパロディ大全集』、『星の―』、『月の―』 井上ひさし選、朝日文庫 1984 
 ■編『遊びなのか学問か』新潮社〈エッセイ おとなの時間〉、1985 
 ■編『恋文から論文まで』福武書店〈日本語で生きる3〉、1987 
 ■『浅酌歌仙』石川淳・大岡信・安東次男・杉本秀太郎、集英社、1988 
 ■編『やまとことば』河出書房新社〈ことば読本〉、1989 
 ■『とくとく歌仙』井上ひさし・大岡信・高橋治、文藝春秋、1991 
 ■『近代日本の百冊を選ぶ』伊東光晴、大岡信、森毅、山崎正和選、講談社、1994 
 ■『丸谷才一 不思議な文学史を生きる』 文藝春秋、1994。対談・新井敏記編・インタビュー 
 ■編『私の選んだ文庫ベスト3』 毎日新聞社、1995 のちハヤカワ文庫 
 ■編『丸谷才一の日本語相談』 朝日文芸文庫、1995 のち朝日新聞社 
 ■『女の小説』和田誠、光文社、1998 のち文庫 
 ■編『本読みの達人が選んだ「この3冊」』 毎日新聞社、1998 
 ■『千年紀のベスト100作品を選ぶ』 三浦雅士、鹿島茂、講談社、2001 / 光文社知恵の森文庫、2007 
 ■『ロンドンで本を読む』 マガジンハウス、2001 / 光文社知恵の森文庫(抄版)、2007  
  訳者代表-編・解説、ロンドンが発行元の新聞雑誌の書評集を集めたもの 
 ■『すばる歌仙』 大岡信・岡野弘彦、集英社、2005 
 ■『文学全集を立ちあげる』 三浦雅士、鹿島茂、文藝春秋、2006 / 文春文庫 2010 
 ■『歌仙の愉しみ』 大岡信・岡野弘彦、岩波新書、2008 
 ■『文学のレッスン』 新潮社、2010、新潮文庫 2013、新潮選書 2017。聞き手湯川豊 
 ■『毎日新聞 「今週の本棚」20年名作選』(全3巻)、池澤夏樹共編、毎日新聞社、2012.5‐2012.11 
  
訳書 
 ■『不良少年(ブライトン・ロック)』 グレアム・グリーン、筑摩書房 1952、のち「全集6訳書編集 
 ■『不良少年(ブライトン・ロック)』 グレアム・グリーン、筑摩書房 1952、のち「全集6」早川書房、ハヤカワ文庫 2006 
 ■『孤独な娘』 ナセニエル・ウェスト、ダヴィッド社 1955、のち集英社・筑摩書房「世界文学全集」、岩波文庫 2013 
 ■『負けた者がみな貰う』 グリーン、筑摩書房 1956、のち「全集11」早川書房、ハヤカワ文庫 2004 
 ■『ここは戦場だ』 グリーン、書肆パトリア 1958、のち「全集3」早川書房  
 ■『日時計』 クリストファー・ランドン、東京創元社 1958、創元推理文庫 1982、新版2015 
 ■『敗北の時代』 コリン・ウィルソン、新潮社 1959、新版1971 
 ■『ボートの三人男』 ジェローム、筑摩書房 1961、のち中公文庫 改版2010 
 ■『モルグ街の殺人』 エドガー・アラン・ポー、中央公論社 1963、のち中公文庫 改版2010 
 ■『ユリシーズ』 ジェイムズ・ジョイス、高松雄一・永川玲二共訳、河出書房新社「世界文学全集」 全2巻、1964 •改訳版 『ユリシーズ』 集英社(全3巻) 1996‐1997、集英社文庫(全4巻) 2003  
■『雪の舞踏会』 ブリジッド・ブローフィ、河出書房新社(人間の文学) 1966、大和書房 1989、中公文庫 2010 
 ■『デルタの結婚式』 ユードラ・ウェルティ、中央公論社(世界の文学 第51巻) 1967 
 ■『少年少女世界の文学 アンクル・トムの小屋』 ストウ夫人、河出書房 1967、新版1993ほか 
 ■『鐘』 アイリス・マードック、集英社 (現代の世界文学) 1969 のち新版、集英社文庫 1977 
 ■『この荒々しい魔術』 メアリー・スチュアート、筑摩書房〈世界ロマン文庫〉 1969、新版1977 
 ■『長距離走者の孤独』 アラン・シリトー、河野一郎共訳、集英社(現代の世界文学)1969 のち新版/集英社文庫 1977、のち新潮文庫 改版2014 
 ■『若い芸術家の肖像』 ジェイムズ・ジョイス、講談社(世界文学全集)1969、新版1974/講談社文庫 1977、新潮文庫 1994 •改訳版 『若い藝術家の肖像』集英社 2009、集英社文庫 2014 
 ■『何か特別なもの』 マードック(『イギリス短篇24』集英社 1972、新版1980) 
 ■『猫と悪魔』 ジェイムズ・ジョイス、小学館 1976。歴史的仮名づかひの絵本 
 ■『ネス湖のネッシー大あばれ』 テッド・ヒューズ、小学館 1980。歴史的仮名づかひの絵本 
 ■『ジアコモ・ジョイス』 ジェイムズ・ジョイス、集英社 1985。池田満寿夫・画の豪華本 


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■2018年4月6日 












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