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2018年3月2日金曜日

西部邁に関する記事2本など 今週の読書欄180225

西部邁に関する記事2本など 

今週の読書欄180225 


莫大なSKの為に、数ヵ月前に新聞の購読を止めた。 

が、読書欄が気になるので日曜日だけ買うようにしている。 

新聞は『朝日』である。 

今週、2018年2月25日分である。 

①松原隆一郎「ひもとく――西部邁氏の仕事」……先に自裁された思想家・西部邁の膨大な仕事を以下の4つの分野に仕分けた。 
 すなわち、①社会経済学②記号論③大衆社会批判と保守主義論④自伝。その上でその仕事は「論理的かつ根源的たらんと」したと結語する。素晴らしい要約である。 以下の二著は西部さんの「最後の」著作である。













②池澤春菜・評「大人の科学マガジン――小さな活版印刷所」……欲しい。 

③原武史・評「「ウルトラセブン」の帰還  白石雅彦〈著〉」……原さんは本当にこういうのが好きなんだろうな。それにしても、これは全編見直すしかない。でもどうやって? 

④諸富徹・評「新・日本の階級社会  橋本健二〈著〉」……日本には「アンダークラス」という新しい最下級の「階級」が生まれているという。これは「人間の労働」のためにも、是が非でも読まねば。 

⑤大上朝美「著者に会いたい 『保守と立憲』中島岳志さん」……西部さんの最後のお弟子さんである。西部さんとの最後の別れについて触れられている。 

⑥竹内洋『清水幾太郎の覇権と忘却』中公文庫。……これは番外で広告から。ぜひ、これは読みたい。清水についてもいつかは論じたいと思いつつ、わたしの寿命が間に合わないだろうな。   

今週は充実していたな。 

2018年3月2日 

🐥 

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