◇ 夢 ◇ 判 ◇ 断 ◇
納 会
総勢で30人ぐらいいると思うが全体像が把握しきれない。
最初は呑み会だった。
その後、カラオケなのか室内遊園地のような巨大なゲームセンターに行って、謎のゲームを楽しむ。 ジェットコースターのようなライドに乗り込みクイズで対戦で勝利すると前に進むというものらしいが、今一つルールが理解出来ない。しかしながら理解出来ないなりに盛り上がってくる。 ところが突然ゲームセットになってお開きになる。
H**君が三次会の案内をしている。入口の方に向かうと、なぜかY**君がいて、馴れ馴れしく「M**さん、八王子なら18分の電車がありますよ」と、いかにもわたしがもう帰るという前提で余計なことを言う。
適当にやり過ごして、トイレに行くと、新しく営業本部長になった旧知のS**さんが意外に素っ気ない。出世すると違うな、思う。
二階の受け付けのところで人々が待っている。他の人たちをそこで待っていてもしかたがないので、螺旋状の梯子のように細い階段を恐る恐る降りて一階で待つことにする。一階はCDショップというか、スタジオのようでもある。
店員からお土産を貰う。木のパズルだ。
洒落たカフェのようなところに新入社員の百合子と座って待つ。正直に云うと百合子は美人とは云いがたい。ガリガリに痩せていて膨らんで然るべき箇所も限りなく平面だ。
しかし、百合子と一緒に仕事をすることが多く、何となく情が移ってきたところだ。深夜に他の社員が退社したあとも二人きりでいることが多かった。そんな折りにも良からぬことも考えぬではなかったが、結局のところ、リリ子を女としては見られなかったということか。
しばらく待っても誰も降りてこない。なんだ、そういう作戦なのかと思ったが、まー別に構やしない。
「じゃー、二人でどっか行くか」と冗談めかして云うと、彼女は「いいですよ」といとも簡単に応える。
初稿:2016年2月18日
改稿:2016年6月20日
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