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2024年8月7日水曜日

「謎々『ユリシーズ』」のための覚書

 

「謎々『ユリシーズ』」のための覚書


 

 皆さん、こんにちは。

 お元気ですか? 暑いですね。夏ですからね。

 昨年の夏から空調のない家で過ごしています。したがって、暑いし、頭が朦朧として、何も進みません。

 それはともかく、状況を説明すると、一昨年のことだった(いや去年か?)かと思いますが、「22 ULYSSES」というオンラインの一連の公開講座が開催されていました。言うまでもなく、ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』刊行100年を記念して、1年間かけて『ユリシーズ』を読もう、という企画でした。





 『ユリシーズ』そのものの面白さを、果たしてわたしが理解し得たかというと甚だ疑問ではありますが、なんとか全巻読み終えました。読み終えた、というよりも、単に目を晒しただけというものではありましたが、公開講座そのものは滅法面白かったと記憶しています。いや、正確に言うと、講座も面白かったのですが、むしろ、そこに掛ける予習の時間や、疑問点などについての質疑応答のやり取りが、極めて至高の時間ではありました。

 要は、勉強するということの面白さを再度確認する場になったのでした。

 その公開講座は、また別のラインアップで継続されていますが、週日の夜に開催されているので、仕事の関係から参加することができていません。残念なことです。

 それはともかく、その時に書き留めたメモ、ここでは仮に「謎謎『ユリシーズ』」としておきますが、要は質問するためのメモの書き置きです。

 一旦、もったいないので、ネット上にアップはしていますが、なにせ、いつも予習時間が全く間に合わなく、完成した形で講義に臨めた試しがないのですが、全てが中途半端の未完成体です。

 今は全く別のことをやろうと思っていて、いろいろ落書きをしています。

 

 ・三浦雅士→一応完成しているが、推敲する元気が出て来ない。

 ・カズオ・イシグロ→全部読んだが、言葉が出て来なかった。

 ・トルーマン・カポーティ→まだ読んでいる最中だが、感想文の束はできつつある。

 ・辻井喬→なんだか、金持ちの道楽(失礼)のような気がしてきて挫折。

 ・ガブリエル・ガルシア=マルケス→まだ読み途中。

 

以上のような次第で、一番まとまりがあるのがカポーティです。去年の夏も一所懸命、カポーティの感想文を書いていました。

 今年の夏もカポーティかな、とも思っていますが、どうなるか分かりません。

 ま、そんな訳で、いつか『ユリシーズ』に戻りたい、という微かな願望を含ませつつ、ここに「謎謎『ユリシーズ』」の進行表を掲げ、何ものかへの、何らかの(よすが)としたいと思います。

 まさに、このようなものを蛇足といいますね。




🐧

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