彷徨える古書店
2018年1月16日(火曜日)晴れ 暖かかったらしいが、夕方はもう寒い。
一体何時に目覚めたのかよく分からない。
書いてあったブログに手を入れて3本アップ。鍋焼き饂飩。風呂。
もう疲れている。違うか、疲れていたのに気づいた、ということか。鼻の奥がつまり、よく鼻血が出る。
やる気が起きない。
だから、というわけではないが、外にぶらぶらとさまよいでる。
先日ネットで発見した稲田堤にある銀葉堂なる古書店に向かう。ところが、これが全くわからない。民家の並びにあるようだというのは推測できたが、古くからあると思われる電気屋やクリーニングのおばちゃんに聞いても全くわからない。コンビニの店員に聞いても分からない。住所と思われる場所に行っても欠片もない。看板も出さない知る人ぞ知る、という古書店なのか。結局1時間近くさ迷って、発見できず、なかなかいい運動にはなった。
つーか、本当に営業しているのか。
ま、でも実のところ道に迷うのは嫌いではない。なかなか面白かった。
仕方がないので、稲田堤のBOOKOFFに行った。すると、なかなかいい掘り出し物があった。
①『小林秀雄 百年のヒント』/生誕百年記念・『新潮』四月臨時増刊号・2001年・新潮社。
第五次全集刊行に際してのPR版。未完のベルグソン論「感想」の抄録を始めとして。10篇ほどの全集未収録作品が収められているほか、吉本隆明を始めとして、数多くの文筆家が筆を寄せている。
②東浩紀『弱いつながり――検索ワードを探す旅』2014年・幻冬舎。
ま、東くんのだから。
③丸谷才一・鹿島茂・三浦雅士『文学全集を立ちあげる』2006年・文藝春秋。
これは持ってるはずだが、探せないと判断して。
④丸谷才一・大岡信・井上ひさし・高橋治『とくとく歌仙』1991年・文藝春秋。
うーん、ま、買ってみた。
⑤阿部昭『父と子の連作』1988年・福武書店。
中3のころ阿部の作品「あこがれ」が教科書に掲載されていた。主人公が年上の少女に仄かな恋心を抱くというものだが、丁度、そのころ、わたしも同じような状況に至っていてとても記憶に残っている。
⑥多田富雄『免疫の意味論』1993年・青土社。
最近著作選が刊行されていて。
⑦田中未知太郎『古典への案内』1967年・岩波新書。
田中先生なので。
⑧磯田光一『永井荷風』1979年・講談社/1989年・講談社文芸文庫。
磯田さんの著作、というか、この方法論はいつかはきちんと対峙せねばならぬものだ。
今回は最近の関心というよりも、若年のころ気になっていた著作家の作品が多く集まったようだ。
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