ちょっと怖かった。
■穂村弘『にょにょっ記』2009年7月・文藝春秋/2012年1月10日・文春文庫。
■エッセイ集。
■2017年3月22日、23日読了。
■採点 ★★☆☆☆
ちょっとずれている感じがかなりすごい。4コママンガを読んでいる感覚に近いが、それよりもっとシュールかもしれぬ。今は亡きフジモトマサルさんの素敵なイラストが涙を誘う。
昔の雑誌などの古本ネタは不要かとも思った。
全くどうでもよいが、本書は日記の体を取っているが、各項目毎に何月何日というところが、あたかも鉛筆で手書きしたかのように日付が打たれているのだ。実はこの2冊はいずれも古書店で購入したので、元の持ち主が読んだ日付をわざわざ書き入れたのかな、と最初思っていた。それほどその書き文字は下手なのだ。
しかし、クリスマスイブ・ネタの日付が12月24日となっており、これはそういうデザインなのだと初めて気づいた次第である。
ちょっと怖かった。
つまり、そこまで考えて日付を入れている読者がいることに。いや実際にはいないのだが、穂村弘のファンならやりかねない、とも思った次第である。う~む。
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