柄谷行人『憲法の無意識』
2016年4月20日・岩波新書。
日本国憲法9条を実行せよ、という主張は分かるが、仮にそれが日本人の文化的な無意識になっているということや、あるいはその先行形態である徳川の政治体制の無意識的な復元 であることも興味深いが、問題はいかなる方途で冒頭の命題を実現するかということではないのか?
第Ⅳ章は不要のように感じた。
柄谷さんの久しぶりの新刊としては今一つか。
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後期フロイトの理論――『文化の中の居心地悪さ』p.15
中谷礼仁「先行形態論」p.45
産業資本の成長の3つの条件 ①無尽蔵な自然 ②無尽蔵な人間的自然 ③無限に進む技術革新 p.180
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