🐶長嶋有を読む
それなりに楽しめたが、それなりでしかない
■長嶋有『いろんな気持ちが本当の気持ち』2005年7月25日・筑摩書房。
■エッセイ集。
■2016年11月9日読了。
■採点 ★☆☆☆☆
長嶋有の小説については大変な才気を感じるが、エッセイについては、それなりに楽しめたが、まだまだ、それなりでしかない。エッセイという作品にはなりきれてなく、雑文に近いか。
とりわけ、他の作家や作品を論じた批評文はいただけない。
しかしながら、自身の作品の背景や、日常について触れられたエッセイは単純に楽しめた。髭とかサインの話や室蘭水族館の話は面白かった。
後日コメントとして「自己鑑賞と補遺」が巻末に付されているが、読みづらい。各文章毎にして欲しかった。
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