遍 歴
大江健三郎文庫ギャラリートークに行く
2026年9月29日火曜日 ずっと雨 颱風迫る
東大・大江健三郎文庫主催の企画展、ギャラリートークへ行ってきた。この3月に発見された未発表小説2篇(「旅への試み」、「暗い部屋からの旅行」)を機とする展示会とそれに関するギャラリートークがあった。
この夏の映画会(映画『静かな生活』及び講演会)に続いての企画だ。何しろ、早稲田大学の村上春樹ライブラリーと違って、こちらは、常設の「大江健三郎文庫」という展示などをする建物や場所がない。にも拘わらず、精力的に企画を展開しているのは素晴らしい。
今回も、そもそも常設する場所がないにも関わらず、「文学部の扉」という「スぺイス」で相当小規模ながら、初期の大江の原稿の展示を行っていた。惜しむらくは、場所、展示物の安全性や保全という観点から、本物の原稿の展示ではなく、大きく引き伸ばされた写真のパネル、及び原稿レプリカの展示だった。
したがって、原稿の切り張りの状態や、消し跡の文字の内容が分かりづらかった点がいささか残念であった。
しかし、予算も場所も人的資源も限られている中で、このような努力を続けられていることは大変敬服に値すると思われる。
阿部賢一教授のギャラリートークは短時間ながら、的確に初期の大江の原稿の修正に関する有益なお話が伺えた。
「空の怪物アグイー」の原題が「さようならアグイー」だったことや、その「アグイー」の原稿が大江にとっては相当重要だったとの話も聞けた。
ギャラリートーク終了後、阿部賢一教授に何点か質問に答えいただいた。
1点目は「空の怪物アグイー」の原稿の保存の仕方について。これについては自宅にあったということのようである。
2点目、『完全版大江健三郎全集』の可能性。これは相当難しい。現在の出版状況を考えても、「完全版」は困難ではないか。各出版社でいくつかの企画が進んでいるようだが、「完全版」ではない。
3点目、蓮實重彦の講演会の可能性について。検討中とのこと。
そんな訳で、1時間ほど東大に滞在したわけだが、校門を出てすぐ、強烈な頭痛にさいなまれ、バファリンを買って飲むも、収まらず、どこにも寄らず、そのまま、すぐさま電車に乗って帰宅。東大は遠いな。
OXで寿司買って帰る。
夕方弁当を食べて薬飲んで寝る。
9時ぐらいに起きて、相方と寿司喰う。酒飲まず。熱はないが、微かに頭が痛重い。
何も進まず。

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