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2025年11月16日日曜日

その後の状況

 遍 歴

その後の状況

20251116日(日)晴れ? 曇り?

わたり鳥

先頭をゆく

むつかしさ

――手島(てじま)有紀(ゆき)(小3

/『地球歳時記92

/大岡信『新折々のうた』1(1994年・岩波新書)116頁。

 

ご無沙汰しております。鳥の事務所です。その後どうなったのか、と言っても、何の、『その後』なのかが問題になりますが、とりあえずの、その後です。

 

1.『三浦雅士』論、遂に完成!





昨年の夏に『三浦雅士――人間の遠い彼方へ』の全文を修正した上で、ブログにアップしました。それを印刷した上で紙束にして、何らかの形で公開しようかと思っていましたが、その後、繁忙期に入り、なんだか後回しになってしまったのですが、いろいろと家庭の状況もありの、経済的にかなり厳しい状況へとなってしまい、『三浦』論の印刷は放置せざるを得なくなりました。

 そうこうするうちにやはり放置は良くないと思ったかどうかわかりませんが、何となく再度修正作業にはいったのが、今年の春だったような気がします。なんだかんだで、それが、今夏いっぱいかかって、秋になりましたが、まだ作業をしているという有様ですが、一旦目鼻がつきそうなので、ここで報告させていただきます。

お金もないので、一旦初刷50部として、そのうちの、10数部については関係各所に配布させていただきます。残りの10部のみ販売用として、ま、売れるわけはありませんが、確保。残りは自分用として保存します。

 ついに先日、夜半に印刷所の方へ出稿し、いよいよ今週末に完成の運びとなるようです。

 

2. 電脳地獄変

 ぶっちゃけ原稿の執筆よりもパソコンでの処理やら修正に莫大な時間がかかってしまい、困憊疲労で、もう現段階では、原稿の執筆はおろか、読書すら覚束ないという、後退振りです。マジで疲れました。いやあ、世の中にはパソコン仕事が、何よりも大好き、という方も多くいらっしゃるとは思いますが、当方からすると謎が謎を呼び、なぜそうなのかがよく分からないという有様でした。

そもそも老化によって小さい文字も見えなくなっていることもあり、長時間パソコンの画面を見ながら執筆するのも、辛い状況にもなってきました。これからはいささか考えねばなりません。

いずれにしても、順当に行けば今週の終わりに完成した書籍が我が家に届くはずです。

 

3. 文フリ出品





ここからは宣伝です。

まずは、11/23()、東京ビッグサイトで開催される「文学フリマ(文フリ)」に出品します。12:00から17:00だそうです。売れるとは思いませんが、まあ、記念参加です。定価2200円のところ1000円の特別価格で販売します(太っ腹!)。お釣りが面倒なだけですが。まあ、売れるわけないですけどね。

文フリには他にも書評誌『鳥』を何号か出します。

まずは、今回の『三浦雅士』論の宣伝と解説を兼ねた第17号「三浦雅士を再発見する」を。

ついで、ここからは余力があれば、という前提ですが、第18号「『鬼滅の刃』論」を。

更には、最初期に書いた「走れメロスについて」をはじめとする読書ノート、或いは過去の『鳥』の記事の抜粋を。

ま、かと言ってのべつ幕なしというわけにも行かず、必要最低限の装備で出かけることになります。

 

4.  PASSAGE  「三浦雅士特集」








それと同時進行で神田神保町にありますシェア型書店PASSAGEの方にも何冊か『三浦』論をお出しした上で、三浦雅士さんの特集を組むことになります。販売用の本は大方準備完了なので、いくらかの附随する準備が待っているだけです。こちらは文フリが終わってからですね。

さて、どうなることやら?

 

5. 最近の状況

最近は、そんなわけで読書も進まず、暇なときはヴィデオ・ゲームの『FFT(FINAL FANTASY TCTICS)』をやったり(三十年くらいやってます)、テレビドラマを見たりしています。相方が働き始めたので、生活時間がズレてしまいましたが、まあ、仕方ありません、食べていくには。だから一緒にテレビを観る機会も減ってしまいました。



 



6.『流星の絆』






最近面白いと思ったのが、東野圭吾原作の『流星の絆』です。以前再放送を娘達が見ていたのを覚えていますが、相方に誘われるまで、全く見る気もなかったです。脚本が宮藤官九郎さんで、正直に、言うと、盛り込み過ぎ、或いはふざけ過ぎの感もありますが、まー長丁場を持たせるには致し方がないのかも知れません。ストーリーの展開は、予想とは全く違っていました。わたしの予想では両親を殺された三人兄弟がバラバラになってしまうが、流星の絆の導きでともに糾合して真犯人を追及するというものでした。つまり『南総里見八犬伝』のような展開を考えていましたが、全く違いました(笑)。

テーマソングを歌っていた中島美嘉が奇妙なキャラ(サギという名前)を演じていて、おもしろかったが、主人公の二宮和也を、なぜか「アクセル」って呼んでいて、シュールで面白かったです。

 

7.『グランメゾン★東京』






その後観たのが、以前TBSで放送していて、昨年映画化された「グランメゾン東京」(映画化の際は「グランメゾン★パリ」)です。木村拓哉さんと鈴木京香さんのダブル主演だと思いますが、とても面白かったです。結構一日に3本ぐらい続けて見させる訴求力がありました。

 もちろん、テレビドラマなので、そんな馬鹿な的なストーリー展開や、そりゃ変だ的な設定はありましたし、そんなことを言ったら、ツッコミどころ満載なんですが、それをも超えて面白かったのです。強いていうと、余り、トラブル続きと言うよりも、日常の平凡な展開の中でドラマがある、という方がよかったとも思いますが、それだと、なかなか難しかったのかもしれません。

何よりも、視聴者を引っ張る原動力になっていたのが、何が何でも目標(この場合はミシュランの三ツ星を取る)を達成するために寝る間を惜しんで仕事に打ち込む。場合によっては手段を選ばない、そういう仕事に対する姿勢です。冒頭の回で木村さん演じるところのシェフが同僚の及川光博を「死ぬ気でやってんのか?」と怒鳴っていましたが、そういう鬼気迫るものが職人の仕事にはあると思うのですが、そこに何よりも惹かれました。

そして、更に重要なことは、グランメゾン東京というレストランも、またドラマそのものも、決して木村拓哉だけでは成立し得ない、ということなのです。

鈴木京香を始めとして、沢村一樹、及川光博、その他多くの主役ではないけれども、自らの仕事に全身全霊の力を注ぎ込む人たちがいるからこそ、このドラマは成立しているのです。素晴らしいの一言に尽きます。いかにチームというものが大切かが理解できました。

また、料理のシーンでスロモーションやストップモーションを多用したり、レシピがさりげなく表示されたり、そういう部分の演出も優れていました。

まだ映画の『グランメゾン★パリ』は観ていません。なかなか相方と時間が合わず、いつ観ることになるでしょうか?

さて、その後の見るべきドラマが見つかりません。何を見たらいいでしょうか?

🐤
202511121208

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