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2022年1月5日水曜日

江川 卓 著作一覧

 

江川 卓 著作一覧


 

江川 卓(えがわ たく、1927124 - 200174日)は、日本のロシア文学者、東京工業大学名誉教授。本名は「馬場 宏(ばば ひろし)」。

フョードル・ドストエフスキーの翻訳・研究などで知られる。NHKのロシア語講座の講師も長く務め、多くの人に親しまれた。東京都出身。

ロシア文学者の外村史郎こと馬場哲哉の長男として出生。弟に『新婚さんいらっしゃい!』などの番組を制作した元朝日放送テレビプロデューサーの馬場淑郎がいる。東京府立第十中学校、第一高等学校を経て東京大学法学部卒業。ロシア語は独学で、終戦後実地で鍛え上げた。中学の同期に経営者・詩人の堤清二がいる。東京工業大学助教授、同大学教授、中京大学教授を歴任した。東京工業大学から名誉教授の称号を受ける。1987年、『謎解き「罪と罰」』で読売文学賞受賞。200174日午前913分、気管支炎のため74歳で逝去した。

 

 

単著

『現代ソビエト文学の世界』(晶文社、1968年)

『ドストエフスキー』(岩波新書、1984年)

『謎とき『罪と罰』』(新潮選書、1986年)

『謎とき『カラマーゾフの兄弟』』(新潮選書、1991年)

『謎とき『白痴』』(新潮選書、1994年)

 

共編著

(井上光晴)『新しいソビエトの文学(全6巻)』(勁草書房、1967-1968年)

(水野忠夫)『全集・現代世界文学の発見(1)革命の烽火』(学芸書林、1969年)

(栗栖継)『全集・現代世界文学の発見(11)社会主義の苦悩と新生』(学芸書林、1970年)

(原卓也)『ドストエフスキー・アルバム』(新潮社、1978年)

(亀山郁夫)『ドストエフスキーの現在』(JCA出版、1985年)

 

訳書

レーニン『文学論』蔵原惟人共編訳 青木文庫、1954

『ソヴェト芸術論争』鹿島保夫共編訳 青木文庫 1954

シーモノフ/フアジェエフ『社会主義リアリズムの道』鹿島保夫共訳 未來社、1954

ヴェ・イワノフ『ソヴェト文学運動史』鹿島保夫共訳 青木文庫、1955

ミハイル・ショーロホフ『静かなるドン』樹下節共訳、角川文庫 全8巻、1955-58

ヴェ・ヴェ・スターソフ『国民音楽論 ロシア楽派の歴史』三一書房 1955

A.アジュベイ等『フルシチョフじかに見たアメリカ―コミュニスト、資本主義国へ行く』光文社カッパ・ブックス、1960

Y・ガガーリン『宇宙への道』新潮社、1961

ヤン・オチェナーシェク『ロメオとジュリエットと暗黒』杉野喬共訳 三一書房、1962

ソルジェニーツィン『イワン・デニソビッチの一日』毎日新聞社、1963、のち講談社文庫

ユハン・スムール『氷の本 ソ連南極学術調査隊遠征日誌』水野忠夫共訳 日本文華社、1964

ゲオルギー・プレハーノフ『芸術と社会生活』蔵原惟人共訳 岩波文庫、1965

ニーナ・コステリナ『ニーナの日記』集英社 1965

ヤセンスキー『パリを焼く』集英社 1967(世界文学全集31

ドストエフスキー『罪と罰』(旺文社文庫、1966-67/改訳版・岩波文庫 全3巻、1999-2000、のちワイド版)

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(集英社、1979)「世界文学全集4546

ドストエフスキー『地下室の手記』(新潮世界文学、1968、新潮文庫、1969 新潮社「全集」)

ドストエフスキー『悪霊』(新潮文庫 全2巻、1971、新潮社「全集」)

スヴェトラーナ・アリルーエワ『スベトラーナ回想録―父スターリンの国を逃れて』(新潮社、1967

イリヤ・イリフ/エウゲニー・ペトロフ『十二の椅子』(筑摩書房、1969

ソルジェニーツィン『19148月――旧暦810-21日』(新潮社(上・下)、1972

ヤセンスキー『無関心な人々の共謀』工藤幸雄共訳(河出書房新社 1974

ソルジェニーツィン『クレムリンへの手紙』(新潮社、1974

ソルジェニーツィン『チューリヒのレーニン』(新潮社、1977

レールモントフ『現代の英雄』(集英社、1980)「世界文学全集23

パステルナーク『ドクトル・ジバゴ』(上・下) 時事通信社 1980/新潮文庫 1989

E.トーポリ『ソ連潜水艦U137 人工地震エンマ作戦』中央公論社 1984

ユーリー・トリーフォノフ『その時、その所』吉岡ゆき共訳 群像社 1987

E.トーポリ『赤いパイプライン』新潮文庫、1988

 

(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

 

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