もう何も思うまい。ただ風にだけに心を向けよう。
2018年6月26日(火曜日)晴れ 暑い
Think of nothing things, think of wind.
もう何も思うまい。ただ風にだけに心を向けよう。
――トルーマン・カポーティ「最後のドアを閉めろ」(村上春樹訳)
世の中いろいろあるね。
柴田元幸責任編集『MONKEY』(vol.15・Switch Publishing)を買う。村上春樹訳ジョン・チーヴァーの短篇小説5篇などを収録。まだ読んでない。
7月に刊行される『POPEYE』には村上春樹がTシャツについての連載を始めるという。Tシャツと言えば「トニー滝谷」だが*、作中主人公の亡くなった妻が大量の衣服を遺すエピソードがある。これは『騎士団長殺し』のまりえの母が大量の衣服を遺して死んだのと反響する。それにしてもなぜそれらを免色が持っていたのであろうか。これは追究に値する問題だと考えられる。もう迷宮入りかとも思われる『騎士団長殺し』試論にて論ずる(予定だ)。
*村上の短篇小説の佳篇「トニー滝谷」(『文藝春秋』1990年6月号〈ショートヴァージョン〉/『村上春樹全作品1979~1989』第8巻・1991年・講談社〈ロングヴァージョン〉)は、作者がハワイで「TONY TAKITANI」という謎のTシャツを買ったことが機縁で執筆された(村上「TONY TAKITANIのためのコメント」/『村上春樹雑文集』2011年・新潮社)。
あとThe Beach Boysの『Pet Sounds』のことや見田さんの新刊『現代社会はどこに行くか』(2018年・岩波新書)のこと、それから「焼きそば」のこと「ダンダン」の続き、といろいろ書かねばならぬが、遺憾、SS時間だ。
困ったものだ。
🐥
2018年6月27日 11:12 2018年6月28日 10:30修正
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