今日はいささか不調。
■2018年3月18日(日曜日) 晴れ 少し寒い
ブックオフ巡り。珍しく永山。今日はいささか不調。
① 大江健三郎『言い難き嘆きもて』2001年・講談社。エッセイ集。
もともと大江の未入手の作品を買いに出た。多分これは持っていた気がする。
② 穂村弘『ラインマーカーズ』2003年・小学館。歌集選集。
③ 穂村弘『現実入門』2005年・光文社。エッセイ集。
残念ながら穂村さんの本業の短歌のことは分からない。しかしそのエッセイを読むと、彼が相当なレヴェルで常軌を逸した人であることがわかる。かなり変だ。
④ 村田沙耶香『ハコブネ』2011年・集英社。長篇小説。
⑤ 村田沙耶香『しろいろの街のその骨の体温の』2013年・朝日新聞出版。長篇小説。
村田さんもとても変な人で、『朝日新聞』に瞬間的に連載されていたエッセイが超越的に面白すぎて手に取った。
⑥ 村上龍『おしゃれと無縁に生きる』2015年・幻冬舎。エッセイ集。
村上龍は至極まっとうな人で、まっとうなことを言っている。時代が変わったのか?
⑦ 丸谷才一・和田誠 絵『猫のつもりが虎』2004年・マガジンハウス。画文集。
丸谷さんのこの種の「下らない」(すいません)エッセイは何編あるのだろう。一体何を読んで、何を読んでないのか全く分からない。
⑧ 東浩紀・宮台真司『父として考える』2010年・NHK出版生活人新書。対談集(現代社会)。
東さんの本は徐々に買い集めているが読む暇がない。困った。
⑨ オルハン・パルク『雪』2002年/和久井路子訳・2006年・藤原書店。長篇小説。
⑩ パトリック・ラペイル『人生は短く、欲望は果てなし』2010年/東浦弘樹、オリヴィエ・ビルマン訳・2012年・作品社。長篇小説。
⑪ マルセル・プルースト『失われた時を求めて1――第一篇――スワン家の方へⅠ』1913年/鈴木道彦個人全訳・1996年・集英社。長篇小説。
⑨、⑩は何となくタイトルに惹かれて。⑪は不憫で。
⑫ 出口汪『東大現代文で思考力を鍛える』2013年・大和書房。
勉強しようと思って。
⑬ エミール・シェラザード『山羊座――星のカルテ』2011年・集英社。占星術。
⑭ 鏡リュウジ『山羊座の君へ』2013年・サンクチュアリ出版。占星術。
なぜかときどき占いに凝る。心理学の本にもときどき凝る。これ、すなわちわたし自身が「わたし」ではない、と思えるからだが、そんなことをいうと、そもそも、大抵の知的活動は「わたし」とは何か、という問いを巡るものだから、根拠としてはいささか薄弱だ。
石井ゆかりさんの占いの本やネットなどで占いをしてみると、その内容がどうというよりも、見せ方や言い方に意味があるのだ思える。言うなれば占い師は占いの能力もさることながら、それをどのようにクライアントの示すのかで勝負が分かれる。その意味ではよき占い師とはよき詩人でなければならない。占星術から天文学が発生したことはつとに知られていることだが、人は古代より星を見つめて科学的理性と芸術的感性を磨いてきたのであろう。
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