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2017年10月4日水曜日

枝野新党=立憲民主党結党に関わる或る義憤

社⚡会⚡断⚡層 

枝野新党=立憲民主党結党に関わる或る義憤 




 ▲2011年官房長官時代の枝野幸男氏 


今般、小池都知事による希望の党の結党、それに追従するかのような民進党の希望の党への合流。これはいったい何なのだろう。全くもって目も当てられない。 
 小池氏が前原民進党代表を騙したというようなネットの報道もあるようだが、これはどう考えても前原氏の一人相撲、早とちり、政治家としてはあまりにも稚拙だったということだろう。 
 小池氏が政策で候補者を選別するのは当然だろう。なんとなれば合併ではないのだから。希望の党の看板で立候補させろと言ってるわけだから当然の対応と言える。小池氏を責めるのは今回の件に関して言えば筋違いである。 
 ことの真相については我々の知るよしもないが、それにしても民進の旧執行部は一体なにをしていたのか。前原氏もそうだが、きちんとコミュニケイションを取ってなかった、取れなかった、取ろうとしなかったのいずれかであろう。 
 その点に関しては民進党代表代行であった枝野氏にもその責はあるとは思うが、恐らくはあれよあれよという間に、気がついたら党分裂という事態に立ち至ったのであろうと推測される。 
 無論、ここで民進党の生き残りとして選挙を戦うというのも、なくはなかったと思うが、確かに民進のブランド力は地に落ちているに等しい。 
 心機一転、一体どこの政党がどんな政策を掲げているのよく分からない謎の新党名ではなく、正統的な「立憲民主党」として再出発を図るのは優れた政治判断だと思う。 

 枝野幸男氏と言えば例の東日本大震災の折り、官房長官として不眠不休の活躍を見せたことも記憶に新しい。彼の人柄、仕事ぶりが率直に政治活動に反映されることを祈っている。 
 立憲民主党のツイッターのフォロワーが7万人を突破したという。自民党が11万、公明党が7万、日本共産党が3万だという。目覚ましい躍進ぶりだ。そして旧民進党が2万ほどだったという。しかしながら立憲民主党は民進党の政策綱領などを引き継ぎ、候補者も旧民進党の偉い人ばかりだ。つまり民進党と変わりはないのだ。 
 にも関わらずのこの注目度のアップは何なのか。 
 これは枝野氏個人の人柄もあるだろうが、小池氏の排除発言で一転、枝野氏たちが悲劇の英雄になってしまったということだろう。つまり判官贔屓という訳だ。 
 先に述べたように、小池氏は正当な政治判断をしていると思う。したがって、いささか実態とかけ離れた状況が生まれつつあるのはいかがなものかと思う。 

 と言いながら、普段政治にはほとんど無関心であるこのわたしが、この一文を草することを思い立ったのは、枝野幸男氏の義憤がわたしにも幾ばくか伝わってきたからである。 
 前原氏には決して悪気があったとも思えないが、小池氏側から「排除」という情報が伝わった段階で風呂敷を纏めることもできたのではないか、とか思うと、いささかならず腸が煮えくり返る訳である。「それはないだろう!」と。 

 いずれにしても大勢は変わらないかもしれない。この野党の泥仕合で自公連立政権が勝利するか、或いは今回味噌をつけたにも関わらず希望の党が勝利して政権を取るかもしれない。そして日本新党や旧民主党のように自滅するかもしれない。それは誰にも分からない。 
  
 しかし、ひとり立憲民主党は、自らの政策を実現すべく地に足を着けて着実に政権奪取の準備をするべきだ。立憲も民主も近代国家であれば当然のことだ。その当然が大勢の政治屋たちの土足で踏みにじられようとしている。大きく立憲、民主と看板に掲げて邁進されんことを強く望む次第である。 

 頑張れ、枝野幸男!   立ち上がれ、立憲民主党!! 


20171003 23:50ー20171004 01:13 
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