鳥 舊館 (4)
『村上ラヂオ2』などを読む
2014年9月24日(水)23:27 曇り時々雨。台風は消えた。
ありえないような二連休。 本日はどこにも行かず、ひたすら読書に打ち込む。というような重いものではないが、3冊読了。いずれも昨日町田のbookoff で購入したもの。
①筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』
これはどうなんだ。映像化不可だが巨匠はそれも織り込み済みか?
②村上春樹・安西水丸絵『村上かるた――うさぎおいしーフランス人』
『マタタビ浴びたタマ』と同じような装丁にするか、実際に使えるカルタのようにして欲しかった。無論実際にかるたをやるわけではないが。
よいと思ったのは…… アリの世界はなんでもありだ うさぎおいしーフランス人 死んでもシンドバッド 少ししたらジミヘンを出してやれ ゾンビは待てない。今すぐ実行 よう、レオだよ、レオ。ほら『タイタニック』の 大船に乗ったつもりが、平塚で降ろされる 健康診断でけっこう死んだ 新幹線には感心せんな 何回読んでも難解だ やりたい放題イタリア人
うーん、まーそういうことだな。
③村上春樹・大橋歩画『おおきなかぶ、むずかしいアボカド――村上ラヂオ2』
あっさりして面白かった。 先日『3』の方を先に読んだが、その時はなんだかあっさりし過ぎている気がした。でも今回は気圧の下がり具合がむしろ楽しめた。 大橋歩の版画もとても素晴らしい。本の手触りもとても良い。 版画の栞もとても心が喜ぶ。 今回面白いと思ったもの。 「ホテルの金魚」 「シーザーズ・サラダ」 「オキーフのパイナップル」 「月夜のキツネ」 「本が好きだった」 「『スキタイ組曲』知っていますか?」……プロコフィエフ作曲のもの。早速YouTubeで聞いてみた。なかなか良かった。でもそれよりもアナログのレコードを集める「ビニールジャンキー」の話があって興味深かった。私自身はレコードを集める趣味は全くないが、強いて言うとbookoff等の新古書店限定の古本集めをすることか? なぜ新古書店かというと自分の収入の制限があって購入可能な価格帯がかつては100円、今は原則200円までとなっているからだ。無論どんなものにも例外はあるが。 「決闘とサクランボ」……プーシキンの「その一発」読みたくなりました。
1130起床。ブランチ…パストラミサンド。ひたすら読書。夕食…生姜焼き、スモークサーモン、チーズ、野菜炒め。南瓜と大根の味噌汁。 今に至る。
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