鳥 舊館 (3)
2014年9月24日(水曜日) 00:39
久しぶりの町田 はとても面白かった。
疲労の為1時起床。 風呂に入りパンを食べて、出かける。
東京では1、2を争う広さのブックオフ町田店へ。 少し迷ったが、それも面白かった。
収穫は以下の如し。 今回の目的は、最近再読、というか読み残しを潰している村上春樹を確保することに尽きる。
①レイモンド・チャンドラー『プレイバック』……最近春樹訳の『ロング・グッドバイ』を読んで面白かったので。
②村上春樹『めくらやなぎと眠る女』……海外向け短編集第二弾。
③村上春樹『うさぎおいしーフランス人』……回文集『マタタビ浴びたタマ』をたまたま読んだのが今回の春樹再読シーズンの切っ掛けだった。きっとくだらなくて面白いだろう。
④村上春樹『おおきなかぶ、むずかしいアボカド――村上ラヂオ2』……このシリーズは大橋歩の版画と本の手触りがとてもいいね。
⑤小森陽一『村上春樹論『海辺のカフカ』を精読する』……以前たまたま小森さんの講義を聞いたことがあるが、正直頭が痛くなった。きっとこの人は頭が良すぎるのだろう。
ここからはおまけみたいなものだが。
⑥『小林秀雄全集』第四巻『作家の顔』……最近出版された最新版が買えないので腹癒せに。
⑦筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』……巨匠渾身のラノベ。やっと手に入った。
⑧長嶋有『いろんな気持が本当の気持ち』……この作家はもっと評価されてもいいのだが、やっぱしかたがないか。なかなかブックオフに出てこなかった。
⑨吉本隆明/高岡健『時代病』……刊行が開始されている『吉本隆明全集』の問題点は断簡零墨の類まで収録するが、それはあくまでも吉本隆明が直接書いたものに限るという点にある。無論講演などの起こしを収録するについては相当な注意を要するが、生前に筆者の手が入って刊行されたものも収録しないとするとこれは問題ありとすべきだ。勿論収録するには量が膨大過ぎるというのもたしかに理解できるが、このように古書を漁ると相当な未収録になるだろう吉本隆明の作品・言葉が発見される。
⑩吉本隆明他『吉本隆明の文化学』……同上。
⑪ポール・ボウルズ『遠い木霊』……『シェルタリング・スカイ』の原作者。悲しくて読めない。
⑫大澤真幸他『心はどこへ行こうとしているのか』……恐ろしい精力で濃密な論著を量産する現代日本の代表的社会学者。『夢よりも深い覚醒の方へ』がおすすめ。講談社のPR誌『本』に「社会性の起源」が連載中。
⑬金子勝・大澤真幸『見たくない思想的現実を見る』
⑭三谷幸喜『監督だもの』……とても好きな脚本家・映画監督だが、『マジックアワー』も『素敵な金縛り』も『清洲会議』も観ていない。間違っている。休みがないからだ。
そのご讃岐うどんを食う。上手い。いつも冷やしの出汁醤油で食う。野菜の掻き揚げも食う。
NHK ラジオで『村上春樹を英語で読む』の10月からの回が「トニー滝谷」なので心が揺れる。
世田谷美術館で『日本SF展』をやっているが9月28日までだ。どうしよう。 こんなかんじで日はくれる。
0 件のコメント:
コメントを投稿