木田元を買い集める
昨日から通常運転。足腰に疲労を感じる。とっととかえって酒飲んで2時ぐらいには寝てしまう。
午前中は全体研修だったのでかなり早く行く。暇なので、木田元の『偶然性と運命』*を読み始める。予想に反して、というよりも予想以上にやたらと面白い。
*木田元『偶然性と運命』2001年・岩波新書。
木田さんの文体もさることながら、紹介されているハイデガーや九鬼周造の哲学上の論理の運びがとても面白い。
さらに言えば、それは木田さん自身がことの本質をよく分かった上で書いているからだろう。
木田さんについては相当以前に『現象学』*を読んで、とても面白かったと記憶しているが、そのころは現象学の「げ」の字も分かっていなかったので**、何がどう面白いと思えたのか判然としない。その後、機会がある度に木田さんの著作を買い求め、いつの間にか8冊ほど積ん読状態で放置されていた。
*木田元『現象学』1970年・岩波新書。
**いや、今でも現象学はさっぱり分からない。
それが、いかなる偶然か、はたまた運命なのか分からぬが、突如として「偶然」について考えてみようと思い立ち、目の前に積まれていたこの書目を手に取ったのだ。
で、今日は9時ぐらいに起床。本当はもっと早く眼が覚めていたが、休みなので、ついだらだらとしてしまう。
朝食、ハムチーズ・ホットサンド。コーヒー。
読書。
新書や文庫などのソフトカヴァーのものにブックカヴァーをするとブックカヴァーそのものの重みで、フニャと縒れてしまう。したがって、ブックカヴァーの裏にプラスチックのクリアホルダーを切ったものを入れてみた。
昼食、ハムとエリンギとキャベツの黒胡麻よごしパスタ。水。
出る。
ブックセンター・イトー。
何れも木田さんの本。なぜか新品同然。
①『反哲学史』1995年4月・講談社/2000年4月10日・講談社学術文庫。
②『反哲学入門』2004年12月・新潮社/2007年6月1日・新潮文庫。
③『現代の哲学』1969年・NHK市民大学叢書/1991年4月10日・講談社学術文庫。
④『ハイデガー拾い読み』2004年12月・新書館/2012年9月1日・新潮文庫。
散歩は気持ちがいいな。
ブックオフ堀之内。
⑤國分功一郎監修『哲子の部屋 Ⅰ 哲学って、考えるって何?』2015年5月30日・河出書房新社。小林秀雄賞を受賞した『中動態の世界』*はおろか一冊も読んでいない。遺憾な。
*國分功一郎『中動態の世界』2017年3月・医学書院。
⑥吉本隆明『消費のなかの芸――ベストセラーを読む』1996年7月10日・ロッキング・オン。
⑦大澤真幸『社会は絶えず夢を見ている』2011年5月20日・朝日出版社。
三和でベルトやっと買う。890円。
丸善でハイデガーなどを点検。
夕食は鶏肉のソテー、ローストビーフ、パスタ、コブサラダ、グリーンサラダ。酒のまず。ホッピー・ブラックで誤魔化す。
今に至る。
2017/9/5 20:13ー21:49
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