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2016年12月2日金曜日

『真田丸』を初めて見る

 遍 歴    

『真田丸』を初めて見る 

2016年11月30日(水曜日)晴れ 

眞田幸村像


    

風邪悪化。喉痛し。夜中強烈な寒さに襲われる。断続的に奇妙な夢を見る。合宿関係が多かった。 

11時過ぎに、これは手を打たねばと、医者に行く。MT医院。インフルではなく、普通の風邪だということ。休んでいれば治りますよ、とのことだが、休めないから困るんだ。 
 とりあえずJGだけ行くことにする。が、もう普通に出勤。節々が痛い。喉痛む。 

早上がりで京王ストアで散財。読書進まず。 
 録画していた『真田丸』を初めて見る。総じて言えることはヴェテラン勢の活躍に比して中堅、若手が脆弱だということか。例えば、近藤正臣、斉藤由貴、井上順らの演技力*は卓抜なものがある。 

*演技力、というよりも、ほとんど自由自在という印象だ。つまりほとんど役の本人のまま、という感じか。 

健闘しているがもう一歩というのが、茶々(淀君)役の竹内結子、家康役の内野聖陽。前者は100点を狙って、104点とか95点とかそういう感じ。あと一歩何かが足らない。後者も同様。 
 残念なのが、主役幸村役の堺雅人だが、個人的にはかなり違和感がある。これは彼自身の問題というよりも、演出や脚本の問題でもあると思う。 要する人徳が感じられない、ということになるか。例えば、私が人徳を感ずる俳優は、といえば、ハリソン・フォードだったり、ラッセル・クロウだったり、あるいは役所広司だったりする。堺には何かが足らない。  
 幸村が知略に優れているが、人心を掌握することに劣っていた、という観点であるなら、最新回で直前まで不平満々であった牢人衆たちが幸村に従おうとするだろうか。 
 もっとじっくり幸村の人徳が伝わるようにエピソードを重ねねばなるぬであろう。 
 今までの流れが分からないので、こういういちゃもんはどうかとおもうがいささかならぬ違和感を覚えた。

  


 他にも、きちんと時代考証されての上であろうが、一人称代名詞は「わたし」でいいのか。佐助などの忍の者を活躍させて欲しい。家康たちが大坂城を遠望する絵が欲しい。「真田」というのは旧字で「眞田」ではないのか。 
 個人的には真田幸村と言えばNHK人形劇の『真田十勇士』のなかの隠居姿しか思い付かない。だから渡哲也とかでもいいぐらいだ。 

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