村上龍著作一覧
村上 龍(むらかみ りゅう、1952年2月19日 - )は、日本の小説家、映画監督、脚本家。長崎県佐世保市出身。血液型はO型。武蔵野美術大学在学中の1976年、麻薬とセックスに溺れる自堕落な若者たちを描いた『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、及び芥川龍之介賞を受賞。ヒッピー文化の影響を強く受けた作家として、村上春樹と共に時代を代表する作家と目される。代表作に、『コインロッカー・ベイビーズ』『愛と幻想のファシズム』『五分後の世界』『希望の国のエクソダス』『半島を出よ』など。芥川賞選考委員も務める。
長編小説
■『限りなく透明に近いブルー』(1976年、講談社)のち文庫
■『海の向こうで戦争が始まる』(1977年、講談社)のち文庫
■『コインロッカー・ベイビーズ』(1980年、講談社)のち文庫
■『だいじょうぶマイ・フレンド』(1983年、集英社)のち文庫
■『テニスボーイの憂鬱』(1985年、集英社)のち文庫
■『69 sixty nine』(1987年、集英社)のち文庫
■『愛と幻想のファシズム』(1987年、講談社)のち文庫
■『ラッフルズホテル』(1989年、集英社)のち文庫
■『コックサッカーブルース』(1991年、小学館)のち集英社文庫
■『超電導ナイトクラブ』(1991年、講談社)のち文庫
■『イビサ』(1992年、角川書店)のち講談社文庫、角川文庫
■『長崎オランダ村』(1992年、講談社)のち文庫
■『エクスタシー』(1993年、集英社)のち文庫
■『フィジーの小人』(1993年、角川書店)のち文庫
■『368Y Par4 第2打』(1993年、講談社)のち文庫
■『音楽の海岸』(1993年、角川書店)のち講談社文庫
■『昭和歌謡大全集』(1994年、集英社)のち文庫
■『五分後の世界』(1994年、幻冬舎)のち文庫
■『ピアッシング』(1994年、幻冬舎)のち文庫
■『KYOKO』(1995年、集英社)のち文庫
■『ヒュウガ・ウイルス 五分後の世界II』(1996年、幻冬舎)のち文庫
■『メランコリア』(1996年、集英社)のち文庫
■『ラブ&ポップ トパーズII』(1996年、幻冬舎)のち文庫
■『はじめての夜 二度目の夜 最後の夜』(1996年、集英社)のち文庫
■『オーディション』(1997年、ぶんか社)のち幻冬舎文庫
■『ストレンジ・デイズ』(1997年、講談社)のち文庫
■『イン ザ・ミソスープ』(1997年、読売新聞社)のち幻冬舎文庫
■『ライン』(1998年、幻冬舎)のち文庫
■『共生虫』(2000年、講談社)のち文庫
■『希望の国のエクソダス』(2000年、文藝春秋)のち文庫
■『タナトス』(2001年、集英社)のち文庫
■『THE MASK CLUB』(2001年、メディアファクトリー)のち幻冬舎文庫
■『最後の家族』(2001年、幻冬舎)のち文庫
■『悪魔のパス天使のゴール』(2001年、幻冬舎)のち文庫
■『2days 4girls|2days 4girls 2日間で4人の女とセックスする方法』(2002年、集英社)のち文庫
■『半島を出よ』(2005年、幻冬舎)のち文庫
■『歌うクジラ』(2010年、講談社)のち文庫
■『心はあなたのもとに』(2011年、文藝春秋)のち文庫
■『55歳からのハローライフ』(2012年、幻冬舎)
■『オールド・テロリスト』 2011年5月より2014年9月まで『文藝春秋』にて掲載(全39回)2015年、文藝春秋より単行本刊行
短編集・連作集
■『悲しき熱帯』(1984年、角川文庫 1988年に『Summer in the city』に改題、単行本化)
■『POST ポップアートのある部屋』(1986年、講談社)「ポップアートのある部屋」文庫
■『走れ!タカハシ』(1986年、講談社)のち文庫
■『ニューヨーク・シティ・マラソン』(1986年、集英社)のち文庫
■『トパーズ』(1988年、角川書店)のち文庫
■『村上龍料理小説集』(1988年、集英社)のち文庫、講談社文庫
■『恋はいつも未知なもの』(1991年、朝日新聞社)のち角川文庫
■『村上龍映画小説集』(1995年、講談社)のち文庫
■『モニカ-音楽家の夢・小説家の物語』(1996年、新潮社)坂本龍一との共著 のち文庫
■『白鳥』(1997年、幻冬舎)のち文庫
■『ワイン一杯だけの真実』(1998年、幻冬舎)のち文庫
■『とおくはなれてそばにいて』(2003年、KKベストセラーズ)短篇選集
■『どこにでもある場所どこにもいないわたし』(2003年、文藝春秋)文庫版刊行時に『空港にて』に改題
■『特権的情人美食 村上龍料理&官能小説集』(2007年、ベストセラーズ)
随筆・評論集
■アメリカン★ドリーム(1985年、講談社文庫)
■すべての男は消耗品である。Vol.1-Vol.11(1987年-2010年、KKベストセラーズ) •角川文庫 1-2
•集英社文庫 1
•幻冬舎文庫 4-9 ◦原題の『消耗品』の字には、傍点がふられている。
■テニスボーイ・アラウンド・ザ・ワールド(1987年、講談社)のち文庫
■ビッグ・イベント(1989年、講談社)のち文庫
■村上龍全エッセイ 1976-1981.1991.5.講談社文庫
■村上龍全エッセイ 1987-1991. 講談社文庫、1991
■龍言飛語(1992年、集英社)のち文庫
■「普通の女の子」として存在したくないあなたへ。(1993年、マガジンハウス)のち幻冬舎文庫
■あなたがいなくなった後の東京物語(1996年、角川書店)
■寂しい国の殺人(1998年、シングルカット社)
■フィジカル・インテンシティ 1-5(1998年-2002年、光文社)
■寂しい国から遥かなるワールドサッカーへ(1999年、ビクターエンタテインメント・ビクターブックス)
■誰にでもできる恋愛(2000年、青春出版)
■ダメな女(2001年、光文社)
■だまされないために、わたしは経済を学んだ 村上龍weekly report(2002年、日本放送出版協会)
■恋愛の格差(2002年、青春出版社)
■マクロ・日本経済からミクロ・あなた自身へ 村上龍weekly report』2002年、日本放送出版協会)
■自殺よりはSEX 村上龍の恋愛・女性論(2003年、KKベストセラーズ)エッセイ選
■わたしは甘えているのでしょうか?27歳・OL(2006年、青春出版社)のち幻冬舎文庫
■村上龍文学的エッセイ集(2006年、シングルカット社)
■案外、買い物好き(2007年、幻冬舎)のち文庫
■それでもわたしは、恋がしたい 幸福になりたい お金も欲しい(2008年、幻冬舎)
■無趣味のすすめ(2009年、幻冬舎)のち文庫
■逃げる中高年、欲望のない若者たち (2010年、ベストセラーズ)
■櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている(2012年、ベストセラーズ)
対談・インタビュー・書簡集
■中上健次vs村上龍 俺たちの船は、動かぬ霧の中を、纜を解いて(1977年、角川書店)中上健次との共著
■ウォーク・ドント・ラン(1981年、講談社)村上春樹との共著
■EV.Cafe 超進化論(1985年、講談社)坂本龍一との共著
■Ryu's Bar 気ままにいい夜(1988年、講談社)同名TV番組での対談集、著:村上龍&Ryu's Barスタッフ
■世界をボクらの遊び場に(1991年)講談社
■友よ、また逢おう(1992年、角川書店)往復書簡、坂本龍一との共著
■村上龍+椹木野衣 最新対論 神は細部に宿る(1994年、新浪漫社)椹木野衣との共著
■「超能力」から「能力」へ 宇宙的な未知の力を、身近なソフトウェアに,(1995年、講談社)山岸隆との共著
■RYU'S倶楽部-「仲間」ではなく友人として(1997年、毎日新聞社)
■『夢見るころを過ぎれば 村上龍vs.女子高生51人』(インタビュー集), メディアファクトリー, 1998年6月
■憂鬱な希望としてのインターネット(1998年、メディアファクトリー)インタビュー
■村上龍対談集 存在の耐えがたきサルサ(1999年、文藝春秋)
■最前線 THE FRONT LINE(1999年、ラインブックス)
■世のため、人のため、そしてもちろん自分のため Rie & Ryu,e‐mails(2000年、日本放送協会)電子メールによる往復書簡、藤木りえとの共著
■「教育の崩壊」という嘘(2001年、日本放送出版協会)
■対立と自立 構造改革が生み出すもの(2001年、日本放送出版協会)
■収縮する世界、閉塞する日本 Post September eleventh(2001年、日本放送出版協会)
■円安+インフレ=夜明けor悪夢?(2002年、日本放送出版協会)
■文体とパスの精度(2002年、集英社)電子メールによる往復書簡、中田英寿との共著
■会社人間の死と再生 ダメな会社と心中しないための戦略とは?(2003年、扶桑社)
■啓蒙的なアナウンスメント(2巻)(2003年、日本放送出版協会)
■人生における成功者の定義と条件(2004年、NHK出版)
■「個」を見つめるダイアローグ(2006年、ダイヤモンド社)
■カンブリア宮殿 村上龍×経済人(2巻)(2007年-2008年、日本経済新聞出版社)
絵本
■絵本 だいじょうぶマイ・フレンド(1983年、集英社)絵:吉田カツ
■友達のラ リ ル レ ロ(1989年、角川書店)絵:安井須磨子
■すてきなジェニファー(1996年、新書館)絵:山本容子
■あの金で何が買えたか バブル・ファンタジー(1999年、小学館)絵:はまのゆか
■ストレイト・ストーリー(2000年、集英社)絵:はまのゆか •同名映画(監督:デイヴィッド・リンチ)の絵本化
■おじいさんは山へ金儲けに 時として、投資は希望を生む(2001年、日本放送出版協会)絵:はまのゆか
■13歳のハローワーク(2003年、幻冬舎)絵:はまのゆか
■ポストマン(2003年、NHK出版)絵:はまのゆか
■シールド(盾)(2006年、幻冬舎)絵:はまのゆか
電子書籍
■歌うクジラ(2010年、株式会社グリオ)音楽:坂本龍一、アートワーク:篠原潤
■限りなく透明に近いブルー(2011年、G2010)
■モニカ(2011年、G2010) 坂本龍一との共著
■ラブ&ポップ(2011年、G2010)
CDブック
■シボネイ-遥かなるキューバ(1991年、主婦の友社)
■或る恋の物語 エキゾチズム120%(1996年、ソニー・ミュージックエンタテインメント)
■Se fue彼女は行ってしまった ロマンチシズム120%(1996年、ソニー・ミュージックエンタテインメント)
■わたしのすべてを エロチシズム120%(1996年、ソニー・ミュージックエンタテインメント)
映画シナリオ
■真昼の映像・真夜中の言葉(1979年、講談社)
■メイキング オブ だいじょうぶマイ・フレンド,(1983年、CBSソニー出版)
■シナリオ ラッフルズホテル(1989年、集英社(文庫))野沢尚との共著
■トパーズの誘惑(1992年、角川書店)
■KYOKOの軌跡 神が試した映画(1996年、幻冬舎)
JMM関連
■JMM Vol.1 - Vol.13(1999年 - 2001年、NHK出版)メールマガジン集
■村上龍 失われた10年を問う(JMM extra issue)(2000年、NHK出版)
著作集
■村上龍全エッセイ(全3巻)(1991年、講談社(文庫))
■村上龍自選小説集(全8巻)(1998年-2000年、集英社)
アンソロジーなど
■ビートルズってなんだ?―53人の"マイ・ビートルズ"(1984年、講談社(文庫))エッセイ・アンソロジー
■十七粒の媚薬(1989年、マガジンハウス)「クリーム色」収録
■贅沢な恋愛(1990年、角川書店)「ムーン・リバー」収録
■贅沢な失恋(1993年、角川書店)「マナハウス」収録
■贅沢な恋人たち(1994年、幻冬舎)「白鳥」収録
その他
■American road show(1986年、東宝出版事業室)
■快楽のテニス講座(テニス解説書)(1988年、講談社)
■セビロとルージュと秘密の手紙(1992年、角川書店(文庫))短篇+ポストカード
■新世界のビート 快楽のキューバ音楽ガイド(1993年、新潮社)キューバ音楽ガイド
■世紀末を一人歩きするために(1995年、講談社)自作小説・エッセイからの引用集
■バイオテック・レイヤード(1998年、ピー・エヌ・エヌ)CG画集
■共生虫ドットコム(2000年、講談社)Webサイトの活動記録など、著:村上龍、Kyoseichu.com制作班
■「希望の国のエクソダス」取材ノート(2000年、文藝春秋)
■eメールの達人になる(2001年、集英社)新書
■日本経済に関する7年間の疑問(2006年、日本放送出版協会)新書、JMMのリポートを再編集
■美しい時間(2006年、KKベストセラーズ)小説。村上龍『冬の花火』と小池真理子『時の銀河』の2冊から成る。
■カンブリア宮殿 村上龍の質問術(2013年、日経文芸文庫)
作品の映像化、舞台化など
映画
■限りなく透明に近いブルー(1979年、監督・脚本:村上龍)
■だいじょうぶマイ・フレンド(1983年、監督・脚本:村上龍)
■ラッフルズホテル(1989年、監督:村上龍、原案:奥山和由、脚本:野沢尚)
■トパーズ(1992年、監督・脚本:村上龍)
■KYOKO(1996年、監督・脚本:村上龍)
■ラブ&ポップ(1998年、監督:庵野秀明、脚本:薩川昭夫)
■オーディション(2000年、監督:三池崇史、脚本:天願大介)
■走れ!イチロー(2001年、原作『走れ! タカハシ』、監督:大森一樹、脚本:丸山昇一・大森一樹)
■昭和歌謡大全集(2002年、監督:篠原哲雄、脚本:大森寿美男)
■69 sixty nine(2004年、監督:李相日、脚本:宮藤官九郎)
※『半島を出よ』が韓国で、『コインロッカー・ベイビーズ』がアメリカにおいて映画化の予定
テレビドラマ
■最後の家族(2001年、脚本:村上龍) ‐ 視聴率は最高で9%、平均で8%程度。
■55歳からのハローライフ(2014年、原作:村上龍)
ラジオドラマ
■コインロッカー・ベイビーズ(1981年、演出:村上龍)
■ハワイアン・ラプソディ(1984年)
舞台
■昭和歌謡大全集(1997年、演出:蜷川幸雄、脚本:清水邦夫)
ゲーム
■五分後の世界(2001年、プレイステーション2、メディアファクトリー)
出演番組
■1978年4月 - ルポルタージュにっぽん「ボブ・ディランがやって来た」NHK
■1983年4月 - 「アップダウンクイズ」シルエットゲスト MBS-TBS
■1987年10月 - 1991年3月 - Ryu's Bar 気ままにいい夜 MBS-TBS
■2000年5月 - NHKスペシャル インターネット・エッセイ 村上龍 '失われた10年'を問う NHK
■2001年1月 - Ryu's Barスペシャル21 TBS/毎日放送
■2004年1月 - NHKスペシャル 日本再生 ひとりからの出発 ?村上龍とリーダーたちの対話? NHK
■2006年4月 - 日経スペシャル カンブリア宮殿〜村上龍の経済トークライブ〜 テレビ東京
CM出演
■サントリー・サントリーオールド(1989年)
■トヨタ・チェイサー(1992年)
■セイコーエプソン・PaperLab→世界を白紙からつくる。「インク多様性」篇・「インクジェット」篇(2016年 - ・2017年現在・出演中)
インターネットでの活動
JMM (ジャパン・メール・メディア)
1999年から始まった村上龍が編集長を務めるメールマガジン。2012年1月現在、発行部数約10万部。金融・経済分野に比重をおくが、東日本大震災関連情報(不定期/転載)、海外レポートも配信。
執筆者は、山崎元、真壁昭夫、土居丈朗、冷泉彰彦など金融・経済の専門家が常時10数名おり、その他、過去の執筆陣にはふるまいよしこ、春具、アン・ヨンヒなどがいる。書籍化、電子書籍化(冷泉彰彦)もされている。
毎週月曜日に『村上龍、金融経済の専門家たちに聞く』として、村上からショートエッセイと新たな質問が提示され、次の質問が出されるまでの一週間に寄稿家が回答を寄せる構成になっている。
RVR (Ryu's Video Report)
2006年から始まったスポーツ、韓国映画、時事問題をテーマにしたインターネットによる映像配信。
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